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今回はおすすめの映画です!

この作品は、白人女性ジョアンナが、黒人男性の婚約者ジョンを突然両親に紹介することから始まるヒューマンドラマです。
リベラルな考えを持っていた両親も、実際に娘の結婚問題として向き合うことで、自分たちの中にある偏見や葛藤に気づかされていきます。当時深刻だった人種差別問題を、ホームコメディっぽく描きつつしっかりと観る者に問いかけています。

白人女性であるジョアンナ・ドレイトンは、過去に列車事故で妻子を喪った黒人男性医師のジョン・プレンティスを連れてサンフランシスコの実家へ戻ります。二人がハワイ滞在中に親睦を深め、婚約を彼女の両親に伝えるところから、ストーリーは始まります。
新聞社経営の父親マットと画廊を経営する母親クリスティーナはリベラルな考え方を持つ夫婦でしたが、いざ娘の婚約相手となるとショックを受けます。この結婚には様々な困難が待ち受けるであろうと諭す父親と反対に、段々と母親は状況を受け入れ始めます。
ジョンは、ジョアンナのいない場で「両親が二人の結婚を心から認めないなら、自分は身を引く」とドレイトン夫妻に伝えます。
さらに彼はその夜にはニューヨークへ発ち、その後ジュネーブへ発つ予定だったため、夫妻は短時間で決断を迫られてしまいます。
一方、家政婦ティリーはジョンを警戒し、ジョアンナを守ろうと躍起になります。そしてジョアンナは、ジョンがまだ自分の両親に白人女性との結婚を話していないにもかかわらず、彼の両親を夕食に招いてしまい、話は複雑になっていきます。

ジョン・プレンティスを演じるシドニー・ポワチエは、ハリウッドを代表する黒人俳優の一人です。知的で落ち着いた役柄を多く演じ、当時奴隷などの端役を与えられることの多かった黒人俳優の地位を大きく変えた存在として知られています。一方で、白人観客に受け入れられるため、ポワチエの役柄はやや過剰に「知的」「上品」「完璧」に描かれることが多かったとも指摘されています。

「招かれざる客」は1967年公開という、人種差別問題が今よりはるかに深刻だった時代に制作され、異人種間結婚を真正面から描いたことで大きな話題になりました。難しいテーマを扱いながらも、家族同士の会話や感情のぶつかり合いを丁寧に描いており、今観ても強く考えさせられる作品です。原題は『Guess Who's Coming to Dinner』であり、一見コメディのような雰囲気でありながら予想外の来客への緊張感も感じられる、興味深いタイトルです。
登場人物たちは皆、ジョンやジョンの家族に対して理解のある人間であろうとしますが、身内の結婚という現実を前にすると、不安や戸惑い、偏見が見えてきます。本作は、そうした葛藤を責めるだけではなく、人が変わろうとする苦しさも描いています。自分自身が偏見を持っていないと頭では思っていても、いざ事実と直面すると困惑してしまうというのは、誰にでもある感情かもしれません。それをどう認め合い変わっていくか、互いを受け入れ合うことがどれだけ大切か、そしてそれらの難しさが、「招かれざる客」では描かれているのです。

・招かれざる客(1967年の映画)(2026年1月31日 (土) 13:07 UTC)『ウィキペディア日本語版』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8B%9B%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%96%E3%82%8B%E5%AE%A2

・シドニー・ポワチエ(2026年5月13日 (水) 15:19  UTC)『ウィキペディア日本語版』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%89%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AF%E3%83%81%E3%82%A8